むさし証券
- 利用者平均満足度
-
3.0 /5点満点中
創業 | 2010年 |
投資信託 | ◎ |
NISA | △ |
iDeCo | × |
夜間取引 | 不可 |
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
手数料 | 〜10万円 | 〜30万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜300万円 | 〜500万円 |
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約定ごと | 75円 | 175円 | 175円 | 320円 | 440円 | 880円 |
一日定額 | 1,200円 | 1,200円 | 1,000円 | 1,200円 | 1,200円 | 2,400円 |
むさし証券は埼玉県に特化した中堅の店舗型証券会社です。2010年に「武蔵証券」と「そしなす証券」が合併して誕生し、2011年にのぞみ証券を吸収合併した歴史を持ちます。
3つの小規模証券会社のノウハウが合わさった強みを持ち、店舗型証券のほかにネット証券の「トレジャーネット」を提供しています。
手数料の安さと地域密着型のサポートを強みにしている証券会社ですが、ネット証券としてシビアに見ると他社に比べてツールに難があります。
活用法によってはお得に利用できるので、気になる方はむさし証券の詳細情報をチェックしてみてください。
埼玉県に特化した店舗型証券
2020年4月現在の都道府県別店舗数をご覧ください。
埼玉県 | 15店舗 |
東京都 | 4店舗 |
神奈川県 | 1店舗 |
千葉県 | 1店舗 |
大阪府 | 1店舗 |
本店はさいたま市大宮区にあり、埼玉県内だけで15店舗あります。
近隣に拠点があり、店舗型証券ならではの手厚いサポートを受けたい方は、検討の余地があります。
なお、手数料は約定代金が低い場合は1.1%前後の設定
です。投資のプロに相談しながら投資する銘柄を選び、取得した後は長期的な保有を前提に考えることをおすすめします。
安さ重視のトレジャーネット
トレジャーネットは、むさし証券が提供するネット証券口座です。
店舗型証券へ申込をしても、別途トレジャーネットへの申込手続き、および独立した入金をしないと利用できないので注意してください。
トレジャーネットはとにかく手数料の安さを重視したサービスが特徴で、チャート・スマホアプリなど他社では一般的なツールの用意がありません。
プラウザのみの取引に限定してコストを抑え、安い手数料を実現した仕組みです。
値動きが荒い銘柄は、注文している間に価格変動して約定しないリスクがあるので注意してください。
トレジャーネットの手数料
国内株式(都度払い) | |
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10万円以下 | 75円 |
10万円超〜20万円以下 | 95円 |
20万円超〜50万円以下 | 175円 |
50万円超〜100万円以下 | 320円 |
100万円超〜150万円以下 | 380円 |
150万円超〜300万円以下 | 440円 |
300万円超〜600万円以下 | 750円 |
600万円超〜900万円以下 | 1,320円 |
900万円超〜1,200万円以下 | 1,760円 |
1,200万円超〜1,500万円以下 | 2,200円 |
1,500万円超〜1,800万円以下 | 2,640円 |
1,800万円超〜2,100万円以下 | 3,080円 |
2,100万円超〜3億円以下 | 3,520円 |
国内株式(定額) | |
---|---|
300万円以下 | 1,200円 |
300万円超〜600万円以下 | 2,400円 |
600万円超〜900万円以下 | 3,600円 |
900万円超〜1,200万円以下 | 4,800円 |
1,200万円超〜1,500万円以下 | 6,000円 |
1,500万円超〜1,800万円以下 | 7,200円 |
1,800万円超〜2,100万円以下 | 8,400円 |
2,100万円超〜2,400万円以下 | 9,600円 |
2,400万円超〜2,700万円以下 | 10,800円 |
2,700万円超 | 12,000円 |
※税抜価格、定額は一日の約定代金によって変動
先物 | |
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ラージ | 550円 |
mini | 55円 |
JPX日経400 | 550円 |
日経225オプション | 0.55% |
※税込
むさしならではのメリット
むさし証券の強みはトレジャーネットの手数料が安いことです。しかし全てのプランで業界最安値ではありません。
ツール付きの安いネット証券が他にあるので、むさし証券ならではのメリットに魅力を感じるかで利用するか検討してみてください。
毎日プラン変更できる
トレジャーネットの株式手数料は都度払い(トレジャースタンダード)と定額払い(トレジャーボックス)の2種類を用意しています。
都度払いと定額払いの2種類を用意している証券会社は多数ありますが、むさし証券は16時までの申請で翌日のプランを変更することが可能です。
他社ではプラン変更で数営業日待たされることが多く、スピーディーなプラン変更をできることが、むさし証券最大の強みになります。
翌日のトレードプランに応じて手数料プランを上手に変更できれば、他の証券会社よりもお得に利用できます。
先物はJPX日経400に対応
小規模および手数料の安さに特化した証券会社では珍しく、JPX日経400先物取引に対応しています。
JPX日経400は投資家からの人気が高い400社から構成される株価指数で、東証1部を中心に一部で新興市場の人気銘柄もインデックスされているのが特徴です。
2014年1月から公表が始まった新しい株価指数で、日経平均株価よりも特定銘柄の影響を受けにくく、TOPIXよりもポジティブニュースに反応しやすい特徴を持ちます。
JPX日経400先物を安く利用したい方は検討してみてください。
ただし、リスクが高い先物取引において、リアルタイム板情報を見ながら注文できないというデメリットは看過できません。
他社としっかり比較する
手数料とツールを活用したトレード環境の有無を踏まえて、しっかり他社と比較しながら検討してみてください。
近隣に店舗があり、店舗型証券として利用したい方にはおすすめできますが、ネット証券として見た場合にはそこまで高評価は出せません。
手数料プランを毎日変更できる手軽さとJPX日経400先物の取り扱いは魅力ですが、いずれも上手に活用するにはコツがいります。
当然ながら資産運用の初心者には不向きな証券会社と言えるでしょう。